質問①39歳の妊娠率

2017.02.20

 みなさま、こんにちは

今回は、患者様からの『体外受精(顕微授精)での妊娠率』についての質問にお答えしたいと思います

「35~39歳と40歳以上の妊娠率に大きな差がありますが、39歳は40歳以上の数値に近いと思ってよいのでしょうか?」との質問を頂きました。

当院では下のグラフのように、女性年齢を5段階(29歳以下、30-34歳、35-39歳、40-42歳、43歳以上)に分けて妊娠率を出しています。このグラフは2011年の採卵あたりの妊娠率を表しており、1回の採卵で得られた受精卵を使い切るまでに妊娠できる確率を示しています。*当院HPより

質問にあった“35-39歳”の妊娠率は30.0%、“40-42歳”の妊娠率は12.8%です。40歳を過ぎてから妊娠率が下がります。では、40歳に近い“39歳”の妊娠率はどうなっているのでしょうか

下のグラフは2010-2011年の新鮮胚・凍結胚移植による妊娠率です。38歳から1歳ごとの妊娠率をグラフにしました。このデータでは、“39歳”の妊娠率は30.9%“40歳”の妊娠率は15.9%です。妊娠率は半分に下がってしまいます。

つまり 最初の質問の答えは39歳は35-39歳の数値に近いです。

40歳を過ぎると妊娠率は確かに下がりますが、それでも15%もあります。44歳以上ではさらに妊娠率が下がり、なかなか妊娠に結びつきません。治療について迷っておられる方、将来的に2人目、3人目と考えておられる方は、ご自身の年齢も踏まえて、治療のステップアップについて考えてみてはいかがでしょう?

当院では毎月1回、土曜日に『ステップアップセミナー』を開催しております。タイミング療法から人工授精、人工授精から体外受精へのステップアップの時期について悩んでおられる方は、是非ご参加ください