妊娠できる力を引出そう! ~あなたの内なる力が目覚める時~

2017.02.20

 「妊娠するために普段から何に注意しておいたらいいですか?」

「普段から、何を食べていたらいいですか?」

不妊相談ではよく頂くご質問です。

みなさんは、雑誌やネットの情報で色々な体にいいこと、卵巣や子宮にいいことを日常生活に取り入れて頑張ってられますよね。

例えば、若返りのビタミンCをしっかり摂ったり、細胞を強くするビタミンEをサプリメントで補ったり、、

亜鉛の摂取も重要ですよね

また、体の循環を保って卵巣にしっかり血液が通うように

半身浴を心がけたり、ショウガなど体が温まる食べ物を摂ったり、、

体が冷えるような小麦中心の食事を控えたり、体を冷やさない飲み物に切り替えたり、という日常からの努力も大事ですよね。

当院では、鍼灸治療も取り入れて、卵巣にしっかり血液が流れるようにケアをさせて頂くことも行っています。

鍼灸治療は、体の循環を整えるだけではなく、体に貯まった老廃物を体外に出せるように整えたり、体本来のもつ免疫機能や回復する能力を取り戻すことも助けてくれます。

なかなか、鍼灸治療に通うことができないな~という方は、お家でツボを押したり、お灸をしたりすることでも、効果が得られたりしますよ。

また、当院では栄養指導や栄養セミナーを行い食事のこと、妊娠しやすい健康な体作りをお勧めしています。

前回も少し触れましたが、健康な体作りはなぜ妊活に必要なのでしょうか?

わかりますか?

その理由のひとつに

副作用を伴うような過剰な医療をせず、できるだけ自分の持つ体の能力を使って自然に近い妊娠をして欲しいと願うからです。

卵巣にたくさんのお薬を使って、副作用で入院するようなことがあってはならないんですよね。

でも、治療を受けられる患者様のお体の状態によっては、副作用を起こさないように注意して治療をしていても、入院加療した方がよい場合もあります。

必ずしも、副作用が発生した場合は過剰医療か?というと決してそうではありませんが、

お体が健康で、卵巣の状態も良く、少量のお薬で副作用を回避しながら治療を受けれたらいいな~

と私達は願っています。

当院で行っている全ての治療、ケアの根本的な考え方は

「患者様の持てる力を最大に発揮し、生命力の消耗を最小に整えること」

という考えに基づいて展開しています。

患者様の「持てる力」って何でしょうか?

不妊治療で簡単に言えば「妊娠できる力」と言えるかもしれません。

・卵(精子)を作る力

・排卵する力

・受精能力を発揮できる卵(精子)を作る力

・着床できる子宮内膜を作る力

・妊娠を維持する力

・赤ちゃんを産む力

・赤ちゃんを育てる力

他にも思いつくこと、ありませんか?

人間は本来、自然に妊娠して産む力を持っています。

でも、社会の変化で便利になった反面、体に害を及ぼすものがたくさん生活の中に入り込み、日常的にそれに気づかずに毎日を過ごし、体の機能が低下してしまっている私達がいます。

これらの体の機能低下は卵や精子を作る力や受精する力を低下させることもつながります。

食品添加物や農薬、防腐剤や消毒のための薬剤、酸化した油、加工食品、電磁波、排気ガス・・・・

言い出したら切りが無いくらいの害が生活の中にたくさんあります。

でも、それらを排除することはできず、また、それらに頼っている私達も実際に存在し、それらがなくてはこの時代を生きることはできないのも事実なんです。

例えば、電磁波をたくだん出している携帯電話やテレビ、電子レンジや冷蔵庫が体に悪いからって生活から排除できませんよね~

それならば、それらの「便利で役にたつもの」と共存し、それらの害に打ち勝てるような健康な体をつくれば良いわけです。

体に影響を及ぼす物に取り囲まれて生活しながら、食材の選択や摂取方法を間違い、体がどんどん弱っていくと体の機能は低下していく一方なのです。

例え、体が少々の害を受けて機能が低下しても、少しの医療の手助けで、体が本来持ち合わせている「力」を発揮して妊娠に近づくことはできます。

でも、体が健康であればあるほど、お薬に反応する力も出てきますし、医療介入も少なくて済むんですよね。

結局体が健康であれば、短期間で体にも金銭的にも負担の少ない治療で妊娠に近づけることができるのです。

色々な条件が重なり積極的な治療を必要とする場合や、高度な医療を必要とする患者様もたくさんいらっしゃいます。

「高度な医療だから、たくさんのお金を使って、たくさんの薬を使わなければならないの?」

と聞かれればその答えは

「NO!」です。

例え高度な治療を受けられる場合でも、体の健康度が高く、その方のお体の持つ機能が充分に発揮される状態になっていれば、少量のお薬の使用で体は反応してくれるので、必然的に副作用も少なくなると言えます。

「生命力の消耗を最小にする」

この一文は少し理解が難しいかもしれませんが、

例えば、不妊治療においては

・体の負担を生じないように副作用を回避する治療をする。

・負担が伴う場合でもそれが最小になるような治療をする

ということがひとつ言えるかもしれません。

「生命力の消耗を最小にする」については、まだまだお話ししたいこと、みなさんにお聞かせしたいことがたくさんありますが、

今回、お話しするととても長くなりますので

また別の機会にお話させて頂きますね。

自然妊娠に近いタイミング療法や人工授精の段階でも、体外受精の様に高度な治療を受けられる場合でも

皆さんのお体は健康で、体を構成する全ての細胞が活き活きと輝き、体が本来発揮する力を持ち備えている状態で有って欲しいと願っています。

そのためには

「正しい食事」をしてください。

そして、

「睡眠」をしっかりととってください

もう一つは、毎日、少しでいいです。 体が少し汗ばむ程の

「運動」をしてください。

これらのうちの睡眠と運動は今日からでもできますよ。

是非、実行してくださいね。

「正しい食事」については今後も少しずつ体の健康のお話に交えながら連載でお伝えしてゆきたいと思っています。

「患者様の持てる力を最大に発揮する。 生命力の消耗を最小に整える」

実はこの言葉

あの、有名な「ナイチンゲール」の言葉なんです。

ナイチンゲールはクリミア戦争で多くの負傷した戦士を手厚くケアしたことで有名ですが、実は、ナイチンゲールが行ったケアの根本は、傷ついた戦士たちの自然治癒力(体の本来持ち合わせる回復力)を引出すための環境整備(空気の質、温度、清潔)と睡眠(眠る時間、活動と睡眠のバランス、安楽)、栄養(回復力を妨げず促進するための食の種類と質、水分出納)、活動(動静)の管理を徹底して行ったと言われています。

私達は、皆さんの体に備わった自然治癒力、本来持ち合わせている力を最大に引出し、持てる力、妊娠できる力を最大に発揮できるように応援してゆきます!

「妊娠できる力を引出そう!」

この後も、楽しみにしておいてくださいね。

不妊症看護認定看護師

西尾京子

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